コラム

 公開日: 2011-04-25 

リ・スケジュール / バンクミーティング / 中小企業 / 経営コンサルタント

リ・スケジュールには経営改善計画書の提出が必要である。
再生計画書と呼ばれるケースもある。

モラトリアム法施行後のリスケ交渉は、比較的に容易になってきた。
しかし、金融機関の数が多い場合にはバンクミーティングの開催の必要性が出てくる。

モラトリアム法が1年間の延長となった。
たぶん、来年の3月には終わりになるであろう。

ここ最近の何件かのバンクミーティングで・・・
銀行の変化が感じ取れるようになってきた。。。

「今回は・・・」
これで仕方がないですが、そんなニュアンスである。

金利について・・・
今はモラトリアム法だから仕方がないが、次回は金利を考えさせていただく。

プロラタ返済について・・・
担保設定のない銀行からは、残高プロラタでなく信用プロラタを・・・
今回は残高プロラタで仕方がないが、次回は信用プロラタでの計画書を検討していただきたい。。。

都市銀行、地方銀行、信用金庫、いろんな意見が出てくる。
どこも、モラトリアム法の終了後のことを予想しながらいろんな意見が出てくる。

担保、保証人、プロパー、信用保証協会付き、ビジネスローン、
融資の形態によって、いろんな銀行からいろんな意見が出てくる。

経営者責任、株主責任、個人資産の売却、遊休資産の売却、役員報酬、
いろんな責任についての質問も出てくる。
モラトリアム法でのリスケであっても、モラトリアム法の終わりを予測して意見していると感じる瞬間である。

信用プロラタでの返済。。。
うーん? 昔はよくあったのだが・・・
そう思いながらも、耳を傾けなければならない。。。

現場での銀行交渉の経験がある方なら、バンクミーティングでの銀行交渉の経験がある方なら、
ご理解をしていただけるとは思うのだが・・・

銀行にとっての保証協会付きは信用プロラタである。
プロパー融資ではなく、代位弁済により補償されるものである。
しかし、保証協会にとっては、担保がなければ、保証人だけではプロパーの融資である。

ややこしいが・・・
その後の返済がどうなるかは?
実務をやられている方には、おわかりいただけると思う。。。

去年の暮れごろから感じているが・・・
モラトリアム法のリスケが、だんだんと昔のようなハードルの高いものに移行しつつある。

金融機関の下請け会社のような経営コンサルタント事務所は感じないかもしれないが、
顧問先のために交渉をする経営コンサルタントにはハードルが高くなってきている。

経営者も勘違いをしてはいけない。
経営改善計画書の費用が高価で書類が分厚いことと、銀行交渉の能力が高いことは同一ではない。

社長も考えてみなければならない。
金融機関が一回で受け取っていただけるような内容の改善計画書は、
銀行内で稟議も審議も必要のないような銀行に都合のいい内容の計画書であることが多い。

銀行に紹介された経営コンサルタントの計画書のセカンドオピニオンを何回かおこなったことがある。
・手形の割引枠の交渉ができていない。
・工事担保などの融資の交渉ができていない。
・工事の履行保証の交渉ができていない。
銀行が困ること、銀行で稟議が必要なこと、銀行に都合の悪いこと、
そんな交渉の入ったバンクミーティングは開催がされることは一度もなかった。

経営コンサルタントは計画書の作成だけが仕事ではない。
企業の再生や存続のために何がベストかを考えなければならない。
銀行交渉や計画書の作成で仕事が終わりだと思っている経営コンサルタントも多い。

私は・・・
銀行と対立関係での交渉をしているのではない。
銀行さんと話をしながら、相談をしながら、協力を仰いで、企業を再建していくのである。

経営コンサルタントも・・・
誰から報酬をいただいているのかを考えなければならない。
銀行から報酬をいただいているケースはないはずである。

地方の中小企業の経営は厳しい。
被災地以外の建設業の経営の先は見えてこない。

リスケ交渉も難しくなってきている。

経営者は考えなければならない。
真剣に今後の会社の方向性を考えなければならない。

動かなければ・・・
何も変わることはない。。。



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経営コンサルタント 網師本大地

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