コラム

 公開日: 2011-02-01 

立ち位置 / 裏方 / 経営コンサルタント


経営コンサルタントについて・・・

再生、再建、倒産、いろんな経営相談を受けていると、
経営コンサルタントとしてのポジションがいろいろと変わることがある。

クライアントさんとのいろんな接し方があると思うが、
私はなるべく表に出ないように心がけている。

アドバイスやお手伝いはしても、
手柄は会社や社長にあるべきものだと思っている。
経営コンサルタントが表で手柄は必要はないと思っている。
報酬を頂いているのだから、それでいい・・・

どこかの詐欺経営コンサルタントの会社分割おじさんは、
相談を受けたらクライアントを連れてBKに乗りこんでいく。
クライアントさんは頼りになると一瞬思うかもしれないが、
完全にファイティングポーズの姿勢になってしまう。

私が表に出るケースは、

・社長さんから望まれる時
・金融機関から要望されていることに社長が対応できない時
・バンクミーティングなど金融調整に必要とされる時

このようなケースの時に限定している。

再生計画書や経営改善計画書を社長がBKに提出をする。
当然、中身を見たら社長が書いたのではないことがわかる。
誰かに書いていただいたのですか? そう聞かれて、
経営コンサルタントさんに会わせてください。紹介してください。
それから初めて銀行さんに面会をすることにしている。

計画書の訂正は何度もある。
計画書を提出して、何の訂正もなく受け取ってくれたなら、それは銀行側の要望を100%聞いている計画書である。
一度で終わるような計画書を書くような経営コンサルタントは、とても顧客目線とは言えないであろう。

経営コンサルタントが社長さんと銀行に打ち合わせに行くよなケースは、ほぼ会社の再生に銀行が前向きで協力的であるという意思表示である。
協力をしながら、打ち合わせをしながら、企業の再建を進めていく。

1~2年間関与をしていて結果がよくなるとBKさんに、
「よくやっていただきました」
「先生のおかげですよ」
などと誉めていただけることもある。

私はいつも言う。
「社長さんや社員さんが頑張ったからです」

指導はした、アドバイスもした。
会社の中で、社長に血を流す覚悟も迫った。
しかし、毎日毎日陣頭指揮をとったわけではない。

手柄は、社長と社員さんのものである。
私は対価を頂いている、それで十分である。

再生のコンサルタントって、
・人の不幸で飯を食っている
・自分の恥(過去話)で飯を食っている
・人の話(他社での話)を例に飯を食っている
そんな程度の感覚で丁度いいと思う。

先生、先生、なんて呼ばれていい気になっていたら勘違いをしてしまう。
組織に所属して、自分の力か? 組織の力か? わからなくなって勘違いをしてもいけない。

会社分割が? 債権放棄が? 特別清算が?
自分ひとりの力でできたと勘違いをしたなら、完全なおバカ経営コンサルタントである。

本やセミナーやネットの弊害もある。
100に1つの成功事例がたくさん書かれている。
社長さんが夢や期待を膨らますことを否定はしないが、
経営コンサルタントが本の知識を実践しようとするのは考えものである。

そこには大きな悲劇が待ち構えている。

クライアントさんにもBKさんにも、
ちょくちょく先生と呼ばれることがある。
「先生と呼ばないでください」 いつもそう答える。

先生と呼ばれることは、
私たちとは違う、ちょっと違う人、そう言われているように聞こえてしまう。

物事はシンプルである。
借りたカネを返さずに許してはもらえない。

主役は、社長と社員と家族である。
この人たちに何がベターなのか? 
なかなかベストという答えを出せるケースはない。

「社長の家庭教師」である。
表に出ていくのは社長本人である。

良い結果が社長や会社にあればいい。
その横や裏で経営コンサルタントはお役に立てればいい。

私たちは主役ではない。
絶対に勘違いをしてはいけない。

この記事を書いたプロ

DSKプランニング [ホームページ]

経営コンサルタント 網師本大地

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TEL:050-1565-2605

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