コラム

 公開日: 2012-08-15 

誤った相続放棄

「兄に親の財産を譲るために、自分は相続放棄をしている。」という人がいる。しかし、そういう人の半数以上は、相続放棄をしていない。兄から「土地の相続登記の手続きに必要だから」と言われて、差し出された書類に署名をして実印を押しただけである。
 相続放棄は、家庭裁判所に相続放棄の申立をしなければ、相続放棄をしたことにはならない。
 例えば、死亡した父親に3000万円の財産と1500万円の借金があったとしよう(母親は父より早く死亡した。)。3人兄弟で、長男に財産の全てを相続させるために、相続の書類に署名・押印をして、長男が財産を相続した。しかし、1年後に長男は事業に失敗して、相続した財産をなくしてしまった。1500万の借金だけが残り、自分に請求がきた場合、相続放棄の正式な手続きをとっていないので、自分の相続分である3分の1に当たる500万円の責任を負うことになる。
 借金がある場合には、相続放棄をしておく必要がある。

 家庭裁判所において相続放棄をする場合のほとんどは、借金が多くて払えない場合である。

この記事を書いたプロ

弁護士法人伊予 [ホームページ]

弁護士 奥島直道

愛媛県四国中央市中曽根町564-2 [地図]
TEL:0896-28-8306

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
Q&A
ホームページ
弁護士法人伊予

公式ホームページはこちらです

各事務所

弁護士法人伊予は、常に弱者の立場から、金儲けに走ることなく、適切な法的サービスを提供します。身近に起きたトラブルやお困りごとを、どうぞお気軽にご相談ください...

 
このプロの紹介記事
奥島直道

「常に弱者のために」をモットーに(1/3)

 松山自動車道三島川之江インターチェンジを降りて、国道11号バイパスを四国中央市中曽根町方面へ向かって走ること約7分。左手に「弁護士法人伊予」の大きな看板が見えてきます。 ここは、大洲市で個人の弁護士事務所を構えていた奥島直道さんが20...

奥島直道プロに相談してみよう!

愛媛新聞社 マイベストプロ

事務所名 : 弁護士法人伊予
住所 : 愛媛県四国中央市中曽根町564-2 [地図]
TEL : 0896-28-8306

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0896-28-8306

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

奥島直道(おくしまなおみち)

弁護士法人伊予

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
大渕愛子弁護士の懲戒

 大渕弁護士は、法律扶助の報酬では実入りが少ないので、顧問料という形で別に報酬を取るようにしていたようです...

日本のマスコミの評価

 今日の日経新聞によれば、各国の記者へのアンケートを元に毎年発表される「報道の自由度世界ランキング」という...

湖への飛び込みと大学の責任

 大学のサークルの合宿で、湖に飛び込んで学生が2名水死したという。かなりの人数が飛び込みをしており、それが慣...

行方不明者と遺産分割

 遺産分割をしようとしたが、「行方不明の人がいて遺産分割の話が進まない。」という相談が多くなっている。親族...

弁護士へ5億円贈与する遺言書

京都地裁は、高齢の痴呆の女性から弁護士に対して約5億円ぐらいを贈与する旨の遺言書を無効と判断した。弁護士に...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ